June 30 / 2020

西宮の造り酒屋、伝統ある「白鹿」は親しい友人の山縣恒子さんの母方の実家だそうで、親近感のある日本酒メーカー

だが、このたび長年西宮では有名な赤く丸い白鹿の屋上看板が無くなるようなニュースを聞いた。淋しいね。

 

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休校が決まったパルモア学院=神戸市中央区相生町4
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休校が決まったパルモア学院=神戸市中央区相生町4

 実用英語の専門校として134年の歴史を持つパルモア学院(神戸市中央区)が、2020年12月末で休校する。1日までに同学院が明らかにした。併設する「パルモア学院英語専門学校」も、来年3月末で休校に。いずれも再開の予定はなく、このまま閉校となる公算が大きい。創設以来、約3万5千人が学んだが、教育の多様化や少子化などによる生徒数減少を受け、長い歴史に幕を下ろすことになった。

 同学院は1886(明治19)年、米国人宣教師のランバス氏が設けた英語の読書室からスタート。宣教師らが教壇に立ち、実用的な英語力を身に付ける場として社会人や大学生などが学んだ。現在は準学校法人が運営。年4回生徒を募集し、英語学習教室を開いている。

 英語の学習熱が高まった1960年代のピーク時には、生徒が年間約2500人いたが、近年は英会話学校やオンライン英語レッスンとの競合などもあり、100人程度で推移していた。このため「現状では教育目的を達成できない」として、理事会で休校を決めたという。生徒募集は秋学期(10~12月)で終了する。1990年に開校した同専門学校も、在校生が卒業する来年3月末で休校する。

 今後の方針については未定といい、運営する「準学校法人パルモア学院」の小西和雄理事長(64)は「134年の伝統がある学校を閉じるのはつらいが、違う形で建学の精神を受け継げるよう、再出発を模索したい」としている。(太中麻美)

      マスクが店頭から消えた背景に「ゲーム理論」 自分だけ損したくない

  需要と供給という言葉が経済の世界ではよく使われる。需要とは人々の「買いたいという欲求」のことで、供給とは「商品を市場に出す」ことだ。モノの値段は需要と供給の関係で決まる。人々がすごく買いたい商品なのに少ししか売っていなければ値段は上がり、買いたい人があまりいない商品なのに多く売っていれば値段は下がる。

 通常、モノを売ったり買ったりするとき、売る(供給)側はできるだけ高く売って利益を得たいと考え、買う(需要)側は、できるだけ安く買いたいと思う。需要と供給のバランスが取れたところ(均衡点)で、モノの値段は決まる。しかし均衡点は一定ではなく、需要と供給のどちらかが多くなると移動して、値段が上がったり下がったりもするんだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大は今年になって突然起こり、マスクの需要が一気に高まった。使い捨てマスクは毎日のようにつけ替えるので、たくさん必要になる。でも、生産量は急には増やせない。これは需要が大きいのに供給が小さい状態だ。ふつうの商品なら値段が上がってバランスがとれるのだが、マスクのように健康にかかわる商品は値段をあまり高くするわけにはいかない。だから需要が供給を上回る状態が長く続いて、マスクが店頭から消えたというわけだ。

 マスク不足は、人々の気持ちが拍車をかけた面もある。売り切れて店の棚が空っぽになったことをテレビなどのメディアが伝えると、人々の「手に入れなければ」という気持ちは一段と強くなる。店の前には開店前から行列ができるようになり、その光景を見ると人々はますます焦る。しかも感染はいつおさまるかわからない。すぐに必要はなくても「あればあるだけほしい」という気持ちになる。経済と人間心理はおおいに関係があるのだ。

 今回のマスクの買いだめ騒動のように、他人の行動によって自分の行動も左右される状況は、経済学の「ゲーム理論」で説明できる。他人が買いだめをしているのに、自分がしない場合は損をする。つまり、買いだめの背景には、「自分だけが損をする状況を回避したい」という心理があるといえる。しかし、みんなが買いだめに走ると、社会全体では望ましくない結果となる。普段のような状態に戻るには、全員が「ほかの人も買いだめをしない」という確信を持てることが必要だ。

「マスクが足りないのならもっと作ればいいのに」と思う人は多いだろう。でも、そう簡単なことではない。

 日本で売られている使い捨てマスクの約8割は輸入品で、そのうちの多くが「世界の工場」といわれる中国の製品だった。中国の人件費が日本より安いので、中国で作って日本に持ってきたほうが日本で作るより安上がりになるからだ。でも、新型コロナウイルスの感染拡大は中国で始まった。1月に武漢という都市が封鎖され、中国全土の多くの工場も閉鎖された。日本に輸出される予定だったマスクも作ることができなくなってしまった。

 それならば日本の工場でもっと作ればいいのだが、急に増産するのは難しい。工場や設備を新しくつくるにはお金も時間もかかる。経営者としては、感染が早くおさまれば、新たにつくった工場や設備がむだになるという気持ちもあるだろう。

 マスクだけでなく、日本で使われる多くの製品が現在、海外で作られている。自動車のようにたくさんの部品を使う製品は、日本で組み立てられていても、部品の多くは海外のあちこちで作られている。世界各地の工場が鎖のようにつながっているという意味で、グローバルチェーンという。安く作るための工夫だが、どこか1カ所の工場が止まれば、製品が完成しなくなるという危険もある。世界とつながっている今のものづくりのしくみが、マスク不足とも関係している。(朝日新聞社教育コーディネーター・一色清)

                                                                                                                                    ※月刊ジュニアエラ 2020年7月号より

 タカラヅカの女優だった真帆志ぶきさんの記事が載っていた。真帆志ぶきは私が局に入って間もなく、ザ・タカラヅカという音楽番組や宝塚民話劇場などの番組で沢山の仕事をした思い出深いタレントさんだ。私は昭和38年入社したが、その頃の社長は阪急電鉄の社長小林米三氏で阪急電鉄の社長や宝塚の理事長もされていて開局間もない関西テレビには宝塚や阪急の関係者が多く働いてもいて、その兄弟会社という意味合いでか、沢山の宝塚の生徒さんが番組作りに参加していた。天津乙女さん、春日野八千代さんらのタカラジェンヌと深夜まで沢山の番組作りをした想い出は、今もありありと残っている。その頃一番元気だった真帆志ぶきさんはまだ若く宝塚のトップ女優だったのでよく番組に出られたのを思い出す。ところで、この朝日新聞の記事にある汀夏子さんは中学が大阪女学院の出身で母の教え子だとよく聞かされていた。母は大阪女学院中学部、高等部の教諭を長年務めたひとだった。